わらじワールド
コロラド在住の写真家のブログ
砂漠のオアシス、ラスベガス
SKY080208LAS1.jpg ギャンブルの町として誰でも知っているラスベガス。写真以外の仕事で呼んで頂いて2泊3日で行って来ました。それにしても41℃は暑く感じました。コロラド州デンバーも90度(32.2℃)以上の日が20日以上も続くという記録を更新しているところで、かなり暑さには身体も慣れているはずでしたが、さすがに40℃を越えると堪えるものがありました。湿度は6%。からから状態。

 当たり前のことですが、砂漠の何もないところにこの町は作られました。私が最初に訪れたのは1983年ですから、もう20年以上前。その後のラスベガスの変貌(生長)は凄いものがあります。人口も増え、単なるカジノの町から、「町」としての機能をもった都市になっています。以前はギャンブルだけというところだったのが、今はコンベンション(会議や展示会)、そしてホテルが主催する様々なショーを目的に来る人も多く、ショッピング・アウトレットモールなど買い物も楽しみになりました。

SKY0802084.jpg 私にとっては昨年の6月以来の訪問ですが、前回はデベロッパー関係者とロスからバスで来ました。その時もやっぱり40℃以上の気温だったのを覚えています。ショッピングモールを回りましたが野外モールは太陽を受けるたびにじりじりと額のソーラパネル面が焼かれる思いをしたのを覚えています。(笑)

 西海岸やラスベガスに飛ぶ時の楽しみはなんといっても北米中西部の砂漠地帯を空から見下ろせることです。飛行機の二重窓で光は変わりますが、大陸のしわや割れ目が侵食で削られた表情を見ていると大地と天空の間にいて、一体化するような気持ちになります。自然の中にいる存在を実感すると共に多次元とのつながりさえ感じてしまうことがあるから不思議。

 8月に入り、また砂漠に撮影に行く気持ちが高まっています。日本も暑いようですが、皆さん如何お過ごしでしょう?

2月5日の積雪ここ数年は異常気象の影響なのか「例年の」と表現されるような典型的な天気のパターンがみられませんでした。夏は一週間周期で大きな雷雨が訪れたりしていたもので、冬も同様に1週間おきにスノーストームが到来したものですが、今季はそんな例年並パターンが戻ってきたようによく雪が降ります。

とはいってもデンバー首都圏においては豪雪というほどではないものでせいぜい30センチ位でしょうか。ここ数日間も幾つかの寒気団が通過して積雪を記録しました。少し驚いているのは州南西部地域の豪雪なんですが、過去数十年間の平均値を基準にして150%以上も降っているようなんです。場所によっては2メートルを超える積雪があり雪に閉じ込められている住民もいるのでは?もっと心配なのは野性動物たちで、冬は雪を掘っては下の草地まで顔を入れて食べるのですが、積雪が多すぎて草まで掘っていけない状態が続いています。州政府の野生動物管理局では特別命令を出して干し草や飼料をボランティアや職員の手で撒いています。

どこまで自然でどこまで人口なのか?自然というものは少しの変動で生態系に大きな影響を与えることがあります。アメリカでは国定森林や国立・国定公園、州立公園などで野生動物の「管理」をしていますが、人間の驕りが感じられないわけではなく犠牲となる動物たちのことを考えます。

スウェーデンのエーランド島で牧畜をする人たちが1000年近くも自然と協調して行っている家畜と厳しい石灰質土壌に生きる植物とのバランスの話を聞いたことがあります。牧草地は限られた期間に干し草を蓄えて冬季を乗り切るのですが、荒地で牧畜ができないエリア(島の中央部で島全体のメジョリティーを占める面積)に牛を放つ時は頭数を慎重に考慮して古来からの伝統として行っているようです。それゆえに1000年前から生態系は変わっていないとか。

以前アマゾンの奥地に住む原住民の話を聞きました。貯蔵庫を持たず原始的な生活をする彼らに、近代人が「食べ物がなくなったらどうする?困らないのか?」と聞いたら、ある原住民が「森に行けばある」と笑顔で答えたそうです。とり過ぎず破壊せず共存していれば、という当たり前の自然に対する姿勢を再認識させられると共に、「先進国」ほど破壊と崩壊に向っている事実を痛感しました。
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