わらじワールド
コロラド在住の写真家のブログ
北アメリカを縦断するカナダ鶴たち
SandhillCrane_17.jpgサンドヒルクレイン(カナダ鶴)は北アメリカ大陸を縦断して夏と冬の生息地を渡ります。その数は25万羽と聞いたことがありますが、私が出会ったのは数千羽でした。とんでもない光景、という表現が的確だと思われるほどの圧倒する力。自然のエネルギーを体一杯に浴びる気持ちでした。撮影は、というと真っ白になってしまった最初の試し撮り。将来的には作品となるような場面を捉えさせてもらいたいと意欲を燃やしています。

冬は大陸南部へ移動して越冬しますが、ニューメキシコ州のBosque del Apache National Wildlife Refugeは有名です。私が彼らに出会ったのは春に入ろうとしている3月に北に向かって移動し始めた群れたちで、コロラド州南部のサンルイスバレー(巨大な盆地平原)の湿地帯地域です。昼間は農耕地帯に移動して落穂や虫、小動物を捕食してエネルギーを保っています。

SandhillCrane_30a.jpgその姿は鶴そのもの(当たり前ですが)ですが、日本のタンチョウ鶴よりも小柄で色が灰色ということもあり目立たない感があります。ところがやはり鶴という鳥は、他の鳥とは違った魅力で溢れています。優雅さ、そして美しさが感じられました。灰色の体色に中には錆色というのか赤っぽい茶色が混じっている生体もみられます。群れをなして地面に顔をつけるようにして活動をしている姿をみると幻想的な情景を感じるものがあります。

自然に適応して生き延びてきた生物としてみると、他の動植物と同様に力強さを感じます。人間も彼ら野生動物が理屈なしに引き続き継承し続けている自然との協調、調和というものを再認識する時代に来ているのではないでしょうか。

SandhillCrane_8.jpg私は、そんな感覚を写真撮影を通してメッセンジャーの役割を頂いて続けていけたらと願っています。一人一人の本能のレベルに必ず存在する種の保存の意識と行動力が、我々人類の今後の流れを守るものとしての動きに繋がることを感じています。
森でであった美人
3月も中旬ですね。あちこちで自然が春の表情をみせてくれていますが、皆さんの地域は如何でしょうか。

美人との出会い近所の州立公園に行って夕暮れ時ののどかな景観を楽しんでいた時に美人(笑)に出会いました。森から今は乾燥したり凍っている湿地帯の脇に群生している野生の芝やガマの枯れた姿の中から現われたメス鹿たちの群れでした。その中でもこの娘がレンズを通して見ている私をじっと見ている姿に惹かれました。

夕日に照らされて辺り一面が黄金色に染まった時、彼女の身体も同様な輝きで眩しくみえました。輝ききらめく目がこちらをじっと見て何かを語りかけているようにさえ感じました。

野生動物は自然の厳しさの中で生活しています。それは自然が与えてくれるものを素直に受けながら、生きていくことです。そんな中で一瞬だったかもしれませんが、見せてくれた情景が今でも目に焼きついて離れません。



テーマ:写真日記 - ジャンル:日記

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